くもり、小雨。
寒い。
今日は短めのウールのワンピースと、
細めパンツ。コート。カシミアの大判ストール。
お靴もエナメルパンプス、紺で。
バッグはシルバーで地味に差し色。
唯一ネックレスがワンポイント。
これだけ着込めば、風邪にはかからない筈。
代々木八幡から徒歩7.8分。富ヶ谷交差点。
小林美恵さんリサイタル
第6回
「宵ひ待ち草が見た夢」〜東欧&アジアを弾く
お客様の層が高い。皆さま別荘をお持ちのよう
な雰囲気。お召し物のご年配のご婦人も。。。
何故か文化人のような方が多い。又男性も大勢。
何度か行ったが、音響、ソファ、色々な意味で
広過ぎず、気持ちの良いホールだ。
強いて言えば、座席との間がもう少しゆとりが
あると良いのですが。


別世界が開け、これから始まる、渾身の演奏を
想像し、胸が高鳴る。
満席に近い。
プロは日本の名曲の後、ヤナーチェク、
バルトーク2番BB 96a
エネスコ3番 op25 ルーマニア民族風で
というプロマニアのためのプログラム。
ナビゲーターが、浦久俊彦さん。
ステージの壁全面に、映像が写し出され、
幸田露伴の妹様、幸田延さんの活躍されたお話
等、とても興味のある事をご紹介頂き、演奏も
さることながら、目でも、耳でも頭でも楽しめ
る時間。
織田信長も、豊臣秀吉も、ヴァイオリンを
聴いたとも言われている。ヴァイオリンは別名、
フィドルとも呼ばれている。
明治12年、今の芸大の場所に「音楽取り調べ」
という建物が建てられた。入学した幸田延さん
は若干15歳だった。ヨーロッパの留学で
「滞欧日記」なる本を、ドイツ語で出版された
とのお話し。才女ですね。
日本で洋装が未だであったのに、ロングのワン
ピースと、鍔の広い帽子を見事に着こなした
お写真も拝見できた。
素晴らしいエリートでいらした。
その彼女が、試験で出された、ソナタ作曲、
未完ではあるが、第一楽章だけを演奏された。
日本人で初に作曲された作曲家でもあった。
なかなかの作品だった。


ヤナーチェク、バルトーク、エネスコのソナタ
が今日のメインのプログラム。
ジプシー音楽や、日本の演歌の影響も少しは受
けたようだ。
小林美恵さんのヴァイオリンの演奏の素晴らし
さはもちろん。華奢なお身体から生まれる
品格のあるエネルギーを秘めた演奏。
時に繊細に、時に力強い音が心に沁みる。
又、ピアニストがお若いのに素晴らしい。
東京生まれ。日本の音高を卒業し、パリ高等音
楽院で、研鑽を積み、フランス各地でも、
ピアニストとしてソリストでも活躍。
ヨーロッパでも多くのピアニスト賞を獲得。
繊細で、ヴァイオリンとの呼吸はピッタリ。
彼のお名前は、
「ジャンミッシェル・キム」さん
アンコールはドヴォルザークの、ユーモレスク。
帰り、雨は本降りになっていた。
# 代々木八幡の白寿ホール
# 現代に近いプログラム
# ヤナーチェク、バルトーク、エネスコ。
# トーク&コンサート
# ヴァイオリンと、江戸時代
# 幸田延
























